2024年度入試・進路の結果と特徴

今春卒業の共学9期生を中心とする2024年度入試では、国公立大学の合格者数は6年連続で2ケタとなるとともに、過去最高の26名の合格と大幅に増加しました。大阪大、神戸大、筑波大などの難関国公立に4名が合格するとともに、大阪公立大2名、和歌山大11名、大阪教育大や奈良県立大、兵庫県立大など、近畿圏の国公立大学を中心に多数合格が出ました。また、首都圏難関私大の受験・合格が急増し、早稲田大、慶應義塾大、上智大、東京理科大のいわゆる「早慶上理」すべての大学に合格者が出るとともに、明治大・青山学院大・中央大・法政大の「MARCH」もあわせると首都圏難関私大にあわせて21名が合格しました。関関同立は110名合格と、初の3ケタに乗り、昨年の82名から28名の増加で過去最高に。特に関西大には56名と昨年の記録を更新。関西学院大・立命館大にもそれぞれ20名以上が合格しましたが、Ⅰ類コースだけではなく、Ⅱ類コースでも多数の一般入試合格者が出たことが特徴的です。
産近甲龍は昨年より100名増の228名と過去最高を大幅に更新。特に近畿大は90名から177名と倍増の勢いとなりました!3つのコースすべてから一般入試で多数の合格が出ており、最後までチャレンジして栄冠をつかんだ生徒が多数いました。摂神追桃は231名から微減の215名で、年内での総合型・学校推薦型選抜での合格が増え、一般入試での受験がやや減少したことが影響した結果になりました。
薬学部を含む、看護医療系の大学合格者数が今年も多く、進学コースからも合格が出ています。素晴らしい成果を残し、羽衣学園の新たな歴史を刻んでくれた共学9期生の卒業生たち。後輩たちがさらにこれに続いてくれることを期待したいと思います!

  • 国公立大学合格者数推移(のべ合格者数)
  • 関関同立合格者数推移(のべ合格者数)
  • 首都圏難関合格者数推移(のべ合格者数)
  • 産近甲龍合格者数推移(のべ合格者数)
  • 摂神追桃合格者数推移(のべ合格者数)

各コースの進路結果と特徴

文理特進Ⅰ類コース
Ⅰ類53名中、45%にあたる24名が国公立に合格。過去最高の数字となりました。特に3年ぶりに大阪大(外国語学部)に合格が出るとともに、神戸大に2名(理学部・工学部)、筑波大(人文・文化学群)、大阪公立大に2名(文学部・工学部)など難関系国公立大に多数合格を勝ち取りました!和歌山大には、昨年の6名から2ケタの10名の現役合格と躍進しました!近畿圏では大阪教育大・兵庫県立大・奈良県立大に合格。地方では、北海道の北見工業大・釧路公立大・室蘭工業大などに合格者が出ました。特に理系クラスでは19名中12合格と6割の合格率となりました。今年度は首都圏難関のチャンレンジも多く、早慶上理にすべて合格が出るなど、MARCHも併せて延べ20名の合格と大躍進しました!
文理特進Ⅱ類コース
パイロット推薦の関西大で毎年多数の合格者を出していますが、今年度は一般入試でも多数の合格が出て、関関同立すべての大学において一般入試で合格を勝ち取るなど、のべ21名の合格が出ました。さらに首都圏の中央大法学部に合格する等、大健闘しました。産近甲龍では昨年の27合格から75名合格と2.8倍に増え、特に近畿大学には倍増の45名ののべ合格数となり、躍進しました。公立の釧路公立大へも合格し、毎年国公立大学の合格者が出ています。また外国語系大(京都外国語大・関西外国語大)に合わせて38名、大和大20名や大阪経済大18名、佛教大12名、武庫川女子大8名など、中堅・有名女子大学にも多数の合格を出しました。薬学部にも3名の合格が出ています。
進学コース
大学進学率が昨年よりさらに増え、64%(昨年比2㌽上昇)となりました。今年も近畿大や龍谷大に一般入試での合格者が出ました。摂神追桃では、桃山学院大の45名を記録。看護医療系の大学・短大・専門学校の受験も多く、特に摂南大薬学部へ進学コースから初めて合格を出しました。看護系の大学・短大・専門学校にはあわせて26名合格。うち大学は5名合格と、今年も多くの合格者が出ました。台湾の大学へ3名が留学することになっており、海外進学も毎年希望者が目標を実現しています。併設の羽衣国際大にも特待生をはじめとして、21名が合格するなど、毎年進学学者も増えています。

3年間の進路割合の推移

全体では4年制大学進学率が約73%と昨年とほぼ同率で推移しています。専門学校の割合はここ2年減少傾向となりましたが、毎年約2割が職業を意識した学校を選択しています。短大は年々減少しており、今年は3%を切る結果となり、幼児教育系や語学系、看護系の希望者が毎年進学しています。また、学部別にみると、今年は特に情報系分野の人気がさらに高まっており、経済・経営、社会学などの社会系学部・学科の人気も変わらず高くなっています。
看護医療系方面の希望者も多く、昨年合格者数が急増した薬学部では今年も23名合格と、3つのコース全てから合格者が出るなど、昨年の12名から倍増しました。大学看護学部には10名、看護系の短大には3名、同じく専門学校には20名合格と、昨年より志願者数は減少しましたが、いずれも合格を勝ち取ることができました。

3年間の進路割合の推移グラフ